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About Devon Rex

デボンレックスについて

大きくピンと立った耳と大きな瞳、そして柔らかな巻き毛に覆われた小柄な体が特徴のデボンレックスは非常にユニークなルックスを持ち、これまで多くの飼い主を虜にしてきました。そんなデボンレックスの起源と特徴についてご紹介します。

History

デボンレックスのヒストリー

デボンレックスは、イギリスのデボン州に起源を持つ猫です。
一般的に、猫には短毛・長毛・直毛・巻き毛などの遺伝子がありますが、デボンレックスの祖先種はクルクルの巻き毛が特徴の野生の猫でした。その猫が人間に飼われている猫と交尾して偶然産まれた1匹がルーツだといわれています。


⚫︎ 偶然産まれた巻き毛の子猫「カーリー」
野生の親猫の持つ巻き毛の特徴を唯一受け継いだ子猫は「カーリー」と名付けられ、猫好きな家庭で大切に育てられました。
当初、巻き毛のカーリーはコーニッシュレックスという種の猫と同種ではないかと考えられていました。そこで同種のブリーダーの猫と交配させたところ、産まれた子猫がすべて直毛だったため、祖先がコーニッシュレックスではないことが判明しました。
その結果、カーリーはコーニッシュレックスとは異なる新種であると結論づけられ、その後は慎重に交配されるようになり、現在のデボンレックス種が確立することとなりました。

⚫︎ヨーロッパからアメリカへ
ヨーロッパで厳格なルールの下で交配され、猫種としての人気と地位を確立させたデボンレックスは、1970年後半にアメリカに輸入されるようになりました。
そして、1979年には世界最大規模の猫の純血種血統登録機関である「TICA(The International Cat Association)」によって受け入れられ、その後アメリカの純血猫品種登録機関の「CFA( THE CAT FANCIERS' A SOCIATION)」によって正式に公認されました。
現在は国際キャットショーなどで見られる猫種のひとつとなっています。

青い目をした猫

Appearance

外見の特徴

デボンレックスの外見は、非常にユニークかつ愛らしいことで知られています。

⚫︎体毛
生まれたばかりのデボンレックスの子猫は、ほぼ体毛のない状態の子もいれば、全身がすでに小さなカールで覆われている状態の子までさまざまです。
成長した猫になると、短く柔らかで艶のある巻き毛が見られるようになり、胴体だけでなく前脚・後ろ脚までさざ波のような均一なウェーブの体毛で覆われている個体もあります。
デボンレックスの毛並みは密度も濃く、その質感と毛の長さには個体差が見られます。
また、換毛(毛の抜けかわり)の周期やパターンも多少個体差があり、一気に抜けて数ヶ月間生えない子もいれば、少しずつ抜ける子もいます。

⚫︎カラー
デボンレックスの体毛の色はさまざまなバリエーションがあります。
ホワイト、シナモン、チョコレート、ブラック、レッド、ブルーなど、全身が均一のカラーの子もいれば、二色で構成されるバイカラータイプ、顔や手足、耳、しっぽのみ色が付いているポイントカラータイプ、さらには三色の体毛が見られるキャリコタイプまでいます。

⚫︎瞳
デボンレックスの瞳は大きな楕円形のアーモンドアイで、顔の輪郭外側に向けてはっきりとした傾斜が見られます。瞳の色のバリエーションには、ゴールド、ブラウン、ブルーなどがあります。

⚫︎ヒゲ
デボンレックスのヒゲは短くもろいことで知られています。1㎝以上伸びることがほとんどなく、途中で折れてしまうことが多いです。

⚫︎顔
デボンレックスの顔の形は、丸みを帯びた逆三角形で横に広がる頬骨が特徴的です。

⚫︎耳
デボンレックスの耳は大きく広がる形が特徴で、耳の先端は丸みを帯びています。

⚫︎体・手足・しっぽ
デボンレックスは骨格がしっかりとしたスリムな筋肉質体型で、長い手足は短い毛で覆われています。また、しっぽは細長く、体同様に短い毛で覆われています。

⚫︎体重・体高
デボンレックスの成猫の体重は、2.5~4.0kgが平均です。一般的には雄よりも雌の方が小柄になる傾向にあります。また、体高は約30~35cmほどです。

⚫︎寿命
デボンレックスの平均的な寿命は、個体差はありますがおよそ10~15年ほどです。

青い目をした猫

Temperament

性格の特徴

デボンレックスは人との関わりを持つことを好む猫です。いたずら好きで、好奇心が旺盛な性格を持ち、非常に活発です。飼い主との遊びを楽しんだり甘えてみたりと、まるで子犬のようなフレンドリーさが最大の魅力です。
また、デボンレックスはしつけもしやすく、飼い主に対して愛情を注ぐ傾向があり、なつきやすいことで知られています。
さらに他のペットとも仲良くできる性質のため、異種ペット飼育も可能なほか、デボンレックス同士の多頭飼いも可能です。

【デボンレックスの性格の特徴】
・好奇心旺盛で活発
・飼い主が大好き
・甘えん坊
・さみしがりや
・長時間の留守番は苦手

青い目をした猫

How to take care

デボンレックスの育て方

デボンレックスは、フレンドリーで育てやすい猫です。ここではご自宅でデボンレックスを育てる際に知っていただきたいことや、気をつけていただきたいことをご紹介します。

Point 01

コミュニケーションをとる

デボンレックスは活発で遊びが大好きな猫です。そのため、日頃から飼い主とのスキンシップをとることを非常に好みます。
飼い主になられたら、日々積極的にスキンシップをとっていただき、ぜひ一緒に遊んであげてください。1日最低でも15分程度はしっかりと遊んであげる時間をとることをおすすめしています。

Point 02

冬場の室内温度はあたたかく

猫は室内飼育がメインのため、室内温度をあまり気にされない飼い主もいらっしゃいますが、デボンレックスの場合は少し寒がりな傾向があります。
そのため、特に冬期は室内温度に注意が必要です。日中過ごすお部屋の室内温度は、温かめに設定してあげましょう。

Point 03

キャットタワーを設置

デボンレックスは活発な性格のため、高い所に登るのを好みます。高い場所に登れるようにキャットタワーを設置してあげてください。タワーの設置が難しい場合は、お部屋の一角にタンスや棚などの配置を工夫して登れるようにしたりするなど、上下運動ができるようにしてあげるのもおすすめです。

Point 04

年齢に応じたエサを選ぶ

基本的に、デボンレックスの主食はキャットフードとなります。時々、キャットフード以外の食べ物を与えるケースも見られますが、やはり栄養のバランス面からも「総合栄養食」の表示があるキャットフードがベストだといえます。
また、選ぶ際も成長に応じたキャットフード選びが重要です。猫には年齢ごとに必要な栄養素の構成も変わってくるので、パッケージにある対象(子猫用/成猫用/シニア猫用~をしっかりと確認した上で購入しましょう。
デボンレックスはスリムな体型ですが、もし年齢の割に体重が増えているようであれば、体重管理用のキャットフードの置き換えも可能です。
さらに、キャットフードはドライタイプが多いので、新鮮なお水もあわせて用意してあげてください。水不足による内臓の病気(結石、腎臓病など)にかからないように注意しましょう。

Point 05

誤食しないような環境を整える

デボンレックスは好奇心旺盛な性格の持ち主です。そのため、日中で留守番をさせる際、誤って床に落ちている小さな異物を飲み込まないように気をつけましょう。
また、デボンレックスが入ってほしくないスペースには、しっかりと戸締まりや囲いなどで入れないようにしてあげることも大切です。

Point 06

デンタルケアをする

猫にも日々の歯磨きは必要となってきます。現在、さまざまなデンタルケアグッズが販売されています。飲み水に混ぜるタイプや歯に直接塗布するジェルタイプなど、飼い主が使いやすいものやデボンレックスがスムーズに受け入れてくれるものを選ぶのがおすすめです。
特に、キャットフードの中でもウェットタイプを頻繁に与える場合は、歯垢・歯石も付きやすくなるので、日頃からケアを取り入れるようにしてください。
【ケア頻度:毎日~数日ごと】

Point 07

定期的な爪切りを行う

室内飼育がメインの猫にとって、定期的な爪のお手入れは大切です。伸びたままにしていると、お部屋での爪とぎにもつながりやすくなります。中には爪切りを嫌がる子もいますが、無理のない範囲でケアをしてあげてください。
【ケア頻度:月1回程度】

Point 08

ブラッシングで毛並みを整える

デボンレックスの体毛は細くて短く繊細です。一見、長毛を持つ猫のようにブラッシングは必要ないと思われがちですが、週に数回はスリッカーで優しくマッサージをするようにブラッシングをしてあげましょう。その際、静電気による体毛の痛み予防に市販のブラッシングスプレーを利用するのもおすすめです。
また、ブラッシングする際はしっかりと皮膚の状態を見てあげてください。皮膚病のチェックにもなります。
【ケア頻度:週に数回】

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